阿蘇くじゅう国立公園とは、九州中央部に位置し東西約18km・南北約25km・周囲約128km・カルデラ壁高300~500mの外輪山が取り囲む世界最大級のカルデラを中心とした、熊本県と大分県にまたがる国立公園である。
1934年12月4日、阿寒国立公園、日光国立公園、中部山岳国立公園、大雪山国立公園とともに指定された。国立公園に指定された当初は阿蘇国立公園と呼ばれていたが、1953年に大分県の由布岳・鶴見岳・高崎山を追加、1956年に高崎山が分離し瀬戸内海国立公園へ編入、その後1986年9月10日に阿蘇くじゅう国立公園へ名称変更された。この国立公園は熊本県の阿蘇山・大分県の九州最高峰といわれる中岳を有する九重山を中心とする公園で、特徴のひとつに火山地形を環境省は挙げている。また天然記念物の国造神社の「手野スギ」が有名なほかに、特別天然記念物のカモシカが生息している。火山景観とともに野焼きに代表される草原景観が特徴で、600種に及ぶ野草の中にはヒゴタイやサクラソウなど貴重な植物が数多くみられる。